映画「グレイテスト・ショーマン」、そして 西野博之さん
映画『グレイテスト ショーマン』観てきました。
最初から最後まで、スクリーンから怒涛の如くあふれ出すメッセージに、涙がやむことがなかったです。
声が出ないように、ハンカチで口を押えながら観ました。
本当に素晴らしかったです。
なかでも、どんなに周りに認めらず、あいてにされなくても、
地位や立場、「違う」ことに対して孤独や寂しさ、偏見にうちひしがれても、
それらを自分で受け入れて「これが私なんだ」と前へ進もうとする姿に、
誰にだって幸せになる権利、愛される資格があるんだと胸を張って歌う姿に、本当に感動しました。
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そして、どんな人にとっても居場所がある、その人その人の居場所が必要・・・
私は観ていて、フリースペースえん代表の西野博之さんを思い出しました。
西野さんは「生きているだけですごいんだ」をモットーに、30年以上、不登校の子どもの居場所づくりや、
ひきこもりなど生きづらさを抱えた若者たち、様々な「障害」を持つ人たちと出会い、
ともに地域で育ちあう場を続けています。
(詳しくは、西野博之『居場所のちから~生きてるだけですごいんだ~』教育史料出版会、など他にも著書多数。ぜひご興味ある方、見てみてください。)
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そして私は、映画を観ていて、どうしたって、
学校に行けなくなった息子や、そこに集まる子どもたちが、
登場人物と重なってしまった。
どうか、一人ひとりみんなに、居場所がありますように。
どうか、一人ひとりみんなが、自分を輝かせて生きていけますように。
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以前私は、西野さんにこんなことを聞いたことがあります。
「 『これがいいんだ』と思うことをしても、全く認められない。
そして、多くの人からひどいことを言われたり、怒られたり・・・・
そんな状況にあった時でも、こうして30年以上、続けてこられたその『想い』とか『強さ』って何ですか?」 と。
西野さんは、
「ずっと、何が大事なのかを、常に問い続けてきたんだよ。みんなで何が大事かの基盤を作ってきた。」
そんな答えが返ってきたように記憶しています。
私は今いる場所で、周りの人たちと一緒にやっていけることがたくさんある、
そんなことを確認できた映画でもありました。
あぁ 映画って、本当にすごいなぁ
歌は、本当にすべての人にとって生きる力だなぁ
としみじみしました。
映画、素晴らしいですね。